リユース(装置の改良) Ⅲ

大阪駅徒歩5分、東梅田にあります子供(小児)の歯列矯正を専門とする機能矯正曽我歯科です、よろしくお願いします。拡大装置と床装置は同一の役目をしてほぼ同様のものと御理解させていると思います。拡大する事は成長と言えます。背が伸びる成長はとても分かり易く、単純に測定すれば進歩の具合が分かります。身長が伸びるとゆう事は骨の軟骨性成長が主に関わっているのでどんどん骨のサイズが増していく現象です。しかし、口腔(お口)を含んだ頭蓋骨(頭)は違います。上あごは膜性骨化と縫合性骨化、下あごは膜性骨化と軟骨性骨化が関わります。出っ歯、受け口や叢生もほぼ始まりの原因は同じですが、変化の仕方に違いがあるのは本来持っている骨の成長形態が上あごと下あごで違いがあるからです。膜性骨化、軟骨性骨化と縫合性骨化の違いは次回以降お伝えしますが膜性骨化と縫合性骨化は軟骨性骨化より複雑です。骨の成長形態が異なる上あごと下あごが歯を介在して成長していきますので単純で直線的な変化ではありません。縦横や上下の変化が起こります。だからといって毎月CT撮影するのはお子さんに負担が大きいと思います。上下・左右に3次元的に成長期する骨や歯並びを整えるには歯並びを含めた歯列を記録して観察する必要があります。機能矯正曽我歯科ではリユース(装置の改良)に利用した模型を観察して計測する事が現状のお口の状態を把握する貴重な資料であると思っております。機能矯正曽我歯科のオリジナル装置は床装置でありますが、簡単な拡大装置ではありません。床装置の利点を生かしつつ3次元的な成長をより安全に正確に治療と記録をしていきたいと思っております。