大阪駅徒歩5分、東梅田にあります子供(小児)の歯列矯正を専門とする機能矯正曽我歯科です、よろしくお願いします。上あごの前歯(中切歯)が大きいお子さんを多く見かけます。多くの大学病院の小児歯科学教室の教授、その医局の先生方や街中で開業されている小児歯科専門医の先生方が同様の意見をもたれています。しかし、決定的な論文はありません。前歯(中切歯)は母親の胎生期間に歯胚(歯の種の様)が出来初めますので多くの影響を受ける事から歯の大きさの変化の原因を見つけるのはとても困難です。欧米人は歯が比較的に小さい(横幅が小さい)ので歯並びが整い易い。前歯の歯並びは多くの方が気にすることでしょう。歯の横幅が大きくて歯並びを綺麗にするには、それらの大きさに見合った顎の大きさが必要です。不思議な事ですが、奥歯は平均的なサイズが多いです。サイズが大きくなっているのは何故か前歯、特に中切歯だけです。前歯(中切歯)は7才から8才に歯え変わりますのでこの時期に歯の大きさに見合ったサイズのあごになれば歯並びは良くなります。前歯のスペースがないままに萌出すれば歯がいがんだり、内側に傾斜します。ですから、前歯サイズが大きいお子さんは7才から8才がとても大事な時期になります。見た目が悪くなる事もですが後から生えてくる側切歯や犬歯の萌出スペースにも影響してくる事は容易に判断できます。歯並びをより自然にそろえるコツは前から順に綺麗に並べる事です。最後に生える犬歯が萌出してから中切歯を整えようとすると確実に抜歯が必要になります。お子さんの前歯が歯え変わる時期が矯正治療の有無を決める大事なタイミングです。相談だけでも価値はあると思います。